刈り取り作業が進んでいます

20200518 茶畑
20200518 茶畑

茶摘みの季節が当地愛知県・岡崎市にもやってきました。宮ザキ園ではお茶の刈り取りが始まっています。2020年の新茶の販売も少しづつはじめました。

緊急事態宣言の解除もあり,昨日日曜日は久しぶりにお店がにぎわいました。扉をすべて開け,換気を良くしたり,外のテラスやテーブルを活用したりしています。5月の心地よい風が吹いていたこともあり,さわやかな雰囲気でした。

今年も,宮ザキ園は,自園の茶畑から刈り取ったお茶の葉の加工の他に,近所の農家さんや兼業農家さんのお茶の葉加工も行っています。

萎凋していちゅ茶葉
萎凋している在来種の茶葉

こちらの写真は,刈り取った後,日本茶に仕上げていく最初の段階,萎凋しているところです。萎凋とは,揉みの工程での作業をしやすくするために,生葉に含まれている水分を少なくさせるための工程,涼しく暗い場所に広げておいておきます。

202005 荒茶をつめた大海袋
202005 荒茶をつめた大海袋

萎凋が終わった生葉は,小ロットで蒸しや揉捻(揉捻;もみ)工程に送っていき,熱をかけて最後の乾燥をさせることで荒茶(あらちゃ)というものに仕上げていきます。荒茶はほぼみなさんがイメージするお茶ですが,茎や葉っぱなどがまだ分別されていません。荒茶の状態までいくと,保存が効くので,生葉がどんどん成長してくる今の季節は,宮ザキ園ではときどき徹夜作業までしながら,とりあえず荒茶まで仕上げて,冷蔵します。そして時間がとれるようになったら,じっくり選別し,煎茶,茎茶などの緑茶にしていくほか,ほうじ茶などにも仕上げていきます。

今年の茶葉の様子を見るため,わ紅茶の試験発酵も行っています。

202005 わ紅茶試験発酵中
202005 わ紅茶試験発酵中

お店では,まだ限定品種だけですが,今年の新茶も販売中です。戸外の満月ステージのわきには,アーモンドが実をつけています。

202005 アーモンドの実
202005 アーモンドの実
202005 満月ステージ
202005 満月ステージ

宮ザキ園におこしいただいたおりには,こうした自然豊かな場所で,心ゆたかな時間をお過ごしいただけます。

かぶせがはじまりました

2020年のかぶせの作業が始まりました。

かぶせ作業が終わった茶畑 2020年4月28日撮影 宮ザキ園直営店舗前の茶畑にて
かぶせ作業が終わった茶畑 2020年4月28日撮影 宮ザキ園直営店舗前の茶畑にて

こちらの畑は宮ザキ園の直営店舗・茶寮一匙の向かい側にある茶畑です。満月の夜に茶摘みをしたりする畑です。かぶせの作業は,ごらんのように日光を遮る遮光暗幕をチャの木にかぶせていきます。こうすることで,強い日光が遮られ,うまみやあまみのあるお茶に仕上がります。樹種や畑の環境に合わせ,直接かぶせたり,少し高めにかぶせたり,いろいろ使い分けがあります。小さな茶農家ならではのきめ細かな世話で,岡崎ならではのおすすめのお茶ができあがるのです。

今シーズンのお茶の生育は,3月末くらいまではいつもより1週間くらい早いかなという状況でしたが,ここへきて例年通りの時節にかぶせが始まっています。おそらく刈り取り作業も例年通り,早い畑はまもなくはじまります。

ただ,今年は緊急事態宣言の影響で,一匙を休んでいることもあり,茶葉をお買い求めにお店にいらっしゃるお客様もここのところあまりありません。出店を予定していたイベントもことごとく中止や延期になっているため,畑の作業の合間に,新商品開発や一匙とお店の整備をしています。連休中は茶葉を販売する直営店舗は通常通り営業する予定です(6日・7日も営業です)三密を避け,日常生活に不可欠なお茶をお届けしてまいります。

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今までにない事態が次々とやってくる中,今できることを進める,そんな日々です。くらがり渓谷方面にお越しの節は,ぜひ宮ザキ園にお立ち寄りください。

芽が出てきています

緊急事態宣言が出てなかなか心落ち着かない日々が続いていますが,皆様いかがお過ごしでしょうか。当地岡崎・旧額田町でも学校や公園施設が閉鎖になったり,道を行き交う人や車が少なくなったりといった見た目の変化のほかにも,日々の話題がコロナのことに集まりがちです。

とはいえ,自然の変化は人間の営みに関わらず巡りやってきます。先日お伝えした斜向かいの小学校の桜もすっかり葉桜にり,宮ザキ園の茶畑にようやく新芽が出揃ってきました。さぁ次の準備をしなければという気にもさせられます。

畑の作業についてくる,宮ザキ園の看板犬,エース。何を見ているのでしょう。うぐいすが鳴いているのは森の方ですから,鳴き声に聞き惚れているというわけではなさそうです。

他のお茶の大産地ではかぶせ作業が始まったり,なかにはもうそろそろ刈り取りという話も聞きます。当地,宮崎地区は谷間に茶畑があるため,日照時間が短め。高度があることもあって,他の地区より遅めの作業になります。

でももう数日したら,かぶせの作業が始まります。外出抑制もあり,いつもにいやまして静かな山あいで,本格的な新茶の準備がまもなく始まります。

緊急事態宣言が出されましたね

ついに,地元愛知県でも県知事による独自の緊急事態宣言が出されました。ひたひたと緊迫した雰囲気が広がっていく中,皆様,いかがお過ごしでしょうか。

宮ザキ園は,愛知県の緊急事態宣言では事業の継続が求められる事業者として農林漁業や食品の加工・流通を含む飲食料品供給関係や喫茶店の業種が挙げられているので,茶畑の作業や店舗の営業をつづけつつ,食品衛生法の改正で義務化されたHACCP対応に向けて店舗改修を進めています。店舗は風通しを良くするために扉を開けながら営業を続けています。HACCP対応のため喫茶部門に出入りする扉は自動扉にと言われた一方でお茶販売の店は密閉空間にならないよう扉を開放しての営業という状態です。

中山間地の旧額田町内でも,いろんな場面で人の動きが少なくなったことを感じます。昨日午後にくらがり渓谷から降りてきた本宿駅行のバスは宮崎小学校前までは乗客なし。車や人通りも一段と少なくなり,扉の工事関係以外は店で聞こえてくるのは周囲の自然の音ばかりです。

くらがり渓谷からおりてきたバス

先週,刈り落としをしていた茶畑,まだ芽があまり出てきていない状態です。

宮ザキ園前の茶畑気温が低い日が多かったせいでしょうか,最初の一芽がちらほら出てきたかなという段階です。宮崎小学校の桜も,1週間,ほぼ満開の状態が続いています。例年なら新学期を迎えてにぎやかな時期ですが,今年は門が閉じられ,青空のもと,こどもたちがまた元気にやってくるのを静かに待っている,そんな雰囲気です。宮崎小学校の桜

刈り落としの季節

今年もまた新しいお茶の準備の季節がやってきました。愛知県・岡崎市旧額田町の茶畑は,例年通り,大産地の九州宮崎や静岡よりやや遅めの新茶の支度をしています。

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今,宮ザキ園の茶畑では,まわりで桜が花開き,うぐいすの声が響き渡る,気持ちの良い季節。

刈り落としは,茶樹に残っている古い葉を落とし,新芽が一斉に出るようにするための準備です。収穫の際に古い葉が混じらないようにする意味もあります。

チャの木の枝葉,春になるとぐんぐん伸びます。宮ザキ園の近くでも,これくらい枝葉が伸びているところがあるんです。

もっとも,こちらの茶畑は宮ザキ園とは仕立てや刈り方などいろいろ違うので,どちらがどうというわけではありません。同じ日に同じ地区で同じような日照条件でもこれくらいイメージが違うのをお伝えするために撮影してみました。

こちらはまた宮ザキ園の茶畑。暗幕の準備がしてあります。散髪をしてさっぱりした直後みたいな様子です。

宮ザキ園の場合,落とした葉は肥料として循環させています。刈り落とした葉だけでなく,米ぬかを主体として発酵させた肥料など伝統的な農法で茶樹をじっっくり育てています。化学肥料は使わず,その土地にあるものを使っての農業ですので,持続していけるんですね。

おや,向こうに何かが動いてる…。

米ぬか肥料を施肥していたら,愛犬エースが喜んで食べにきました。犬なのに米ぬか??とちょっと不思議でしたが,まいたそばから美味しそうにほおばり,顔中くっつけています。舌も米ぬかまるけ。

東京や大阪など大都市圏は,感染症対策でこれからしばらくは大変な生活となりそうですね。新茶の季節を前にして例年なら販売のために出歩いている各地のイベントが2月くらいから次々に中止が決まり,当地,中山間地の旧額田町では,お茶づくりを例年通り粛々と進めています。

外に出る機会が減り,3月は,宮ザキ園の経営をどうしていくかを話し合ってきました。葉から淹れるお茶のおいしさをもっと知ってほしい,江戸時代から続く岡崎市・旧額田町のお茶づくりを守りたい。やりたいことはいっぱいある。でも,小さな茶園,少人数でやれることは限りがあります。今年はお茶づくり(葉の収穫から荒茶の生産まで)は従来と変わりなく取り組んできましたが,それとは別に,新たに取り組むことがあります。

アーモンドの花202004

  • 収穫作業など農作業が本格化したら,毎朝・夕のミーティングをしていきます。今まで家族経営で長年お手伝いをしてくださっている方たちとの作業が多く,話をしなくても通じているのではと思っていましたが,農業ボランティアの方など,新しい方に農作業を手伝っていただくことも多くなりましたので,朝,一日の計画を共有し,自主的に動いてもらう,夕方,進捗を把握してみんなで翌日の計画をたてる,この動き方のほうが効率がよさそうです。
  • お茶の新商品を考えています。わ紅茶販売元のイメージが強い宮ザキ園ですが,そこは茶農家。特に宮ザキ園の直営店を訪ねてきてくださるお茶好きのお客様には自家加工で生産している煎茶やほうじ茶も好評です。宮ザキ園では煎茶やほうじ茶の新しい取り組みを,今シーズンのお茶から取り組みます。詳細は後日公表します。
  • 今年もぬかた商工会主導のイベント,おかざきかき氷街道に参加します。宮ザキ園は新茶のバタバタが終わる6月中旬に始めます。こちらも新商品あります。
  • 年単位でもっと宮ザキ園で管理する畑を広げ,宮ザキ園のお茶の供給量を増やしたいと思っています。旧額田町・宮崎地区を中心に,茶畑の管理範囲を拡大していきたいです。耕作放棄地になりかかっている茶畑の管理でお困りの方など,お声がけいただければ幸いです。

例年通り,刈り落としまでに加工機器の一部入れ替えや修理をすませました。店舗も少しずつ手を入れ,姿を替えていっています。茶畑では,刈り落としが終わったらまもなく幕がけをしていきます。新茶を待っている皆様,もうしばらくお待ち下さい。

宮ザキ園の直売店舗店頭風景202004

 

 

 

台湾・新竹にて

こちらは台湾・新竹のお茶づくり職人さん。何言ってるのか分からないけど,美味しい物を作りたいって気持ちは一緒!

改めて職人ってかっこいいって思いました。

仕入れの旅路に

急須の仕入れで,焼き物の町,常滑市にいってきました。

ギャラリー風の古民家カフェに入らせていただきました。古いけど古く無い。

落ち着き過ぎますww

新茶の季節が始まりました

2019年の新茶が当地,岡崎・宮崎地区でもようやく始まりました。他の主要産地ではもう作業が始まっていましたが,こちらは中山間地で若干標高が高いこと,そして今年は目が出た頃に霜の被害もあり,例年より若干遅れてのスタートです。ここ何年か,6次産業化の他に海外販路開拓の取り組みもしてきましたが,新茶の季節を前に海外のお客様から引き合いやサンプルの請求が舞い込んでくるようになり,インボイスだのSWIFT記号だの聞き慣れない言葉が宮ザキ園内の連絡用SNSの中で飛び交っています。こんな広々とした山間地の畑の中で作業の合間にニューヨークだとかドバイだとかロンドンだとかとの商談をまとめているというのは数年前の宮ザキ園では考えられないことで,ずいぶん変わったなぁと思います。

もちろん,新茶づくりの準備も着々と進めてきました。機械の具合を確かめるためもあり,先日,夜中に製茶をしてみました。今年も宮ザキ園のお茶は,濃い緑,濃い味と香りの濃厚新茶です。新茶を楽しみにしてくださる皆さんに,間もなくお届けできます。お楽しみに。

お茶づくりの準備中!

いよいよお茶摘みのシーズンです。宮ザキ園がある愛知県岡崎市旧額田町宮崎地区は,製茶工場も間もなくフル稼働の季節に入ります。今年は新茶のシーズンを前に,海外からも引き合いのお声がけをいただき,さぁやるぞと気合を入れています。

2019年の宮ザキ園の茶園は,実は霜害にあって,収穫量が落ちてしまうと見込まれます。ですが,そんな貴重な茶葉を目一杯おいしくいただいてもらうために,製茶の現場の準備に走り回っているところです。

荒茶(あらちゃ)というのは,茶葉を刈り取った後,蒸しや揉みをしてお茶にしあげたものをいいます。一般的な煎茶は,更に選別など仕上げの工程がありますが,荒茶はその一つ手前の状態です。お茶を刈り取った後,茶葉は放っておくとどんどん自己発酵が進んでしまうため,おいしい緑茶に仕上げるにはその日のうち,あるいは翌日の朝までには荒茶の状態にしてしまわなければいけません。大手の事業者さんは,茶葉の刈り取りと荒茶の生産は別々のチームが担っていますが,宮ザキ園は小規模な茶園ですので,午前中から夕方にかけて目一杯刈り取り,夕方から深夜にかけてそれをどんどん荒茶にしていくという作業をしています。

かつては地域総出,家族みんなでやっていましたが,今はここ宮崎地区のお茶農家さんたちがかなり少なくなり,茶畑に見かける人も少なくなってしまいました。宮ザキ園は,一回一回の刈り取り,荒茶づくりを,茶師の篤史が目を光らせながら,自ら手を動かし,また,農業ボランティアさんや,毎年来ていただける協力スタッフのみなさんなどの力もお借りして,全力でこの季節を乗り切ります。もちろん,有機認証のお茶を作っていますので,いろんな記録などもとりながら,丁寧にお茶づくりをすすめていきます。

しばらく,店頭や電話でのお問い合わせなどで不十分な対応しかできないこともあるかもしれませんが,ご了承ください。

おいしい宮ザキ園のお茶を2019年もお楽しみに!

かぶせ作業

昼間は暑く,朝晩は結構冷え込む毎日となりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

宮ザキ園の茶畑では,いよいよかぶせ作業が始まりました。

写真を見ておやっと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。まだ新芽が出ていないのに,もうかぶせ作業?

そうなんです。上の写真はまだ新芽が出てない茶畑です。太陽の光を制限し,新芽を育てる事により,渋みがなく旨みが豊富で深い味わいに仕上がります。

つい数日前も、当地岡崎市旧額田町は霜が降りていました。中山間地なので,平地では朝晩冷えるなぁという日は,霜がおりてしまうのです。そして,霜が降りると,せっかく芽吹いてきた新芽が枯れてしまいます。

ですので,これくらいの時期に早めにかぶせを掛けておけば,安心できます。写真ではチャの木から少し離してかぶせてあるのがご覧いただけますが,直被せはもうちょっと後からです。

抜けるような青空の元,宮ザキ園のスタッフは総出でせっせとおいしいお茶づくりのための作業をしています。