仕入れの旅路に

急須の仕入れで,焼き物の町,常滑市にいってきました。

ギャラリー風の古民家カフェに入らせていただきました。古いけど古く無い。

落ち着き過ぎますww

新茶の季節が始まりました

2019年の新茶が当地,岡崎・宮崎地区でもようやく始まりました。他の主要産地ではもう作業が始まっていましたが,こちらは中山間地で若干標高が高いこと,そして今年は目が出た頃に霜の被害もあり,例年より若干遅れてのスタートです。ここ何年か,6次産業化の他に海外販路開拓の取り組みもしてきましたが,新茶の季節を前に海外のお客様から引き合いやサンプルの請求が舞い込んでくるようになり,インボイスだのSWIFT記号だの聞き慣れない言葉が宮ザキ園内の連絡用SNSの中で飛び交っています。こんな広々とした山間地の畑の中で作業の合間にニューヨークだとかドバイだとかロンドンだとかとの商談をまとめているというのは数年前の宮ザキ園では考えられないことで,ずいぶん変わったなぁと思います。

もちろん,新茶づくりの準備も着々と進めてきました。機械の具合を確かめるためもあり,先日,夜中に製茶をしてみました。今年も宮ザキ園のお茶は,濃い緑,濃い味と香りの濃厚新茶です。新茶を楽しみにしてくださる皆さんに,間もなくお届けできます。お楽しみに。

お茶づくりの準備中!

いよいよお茶摘みのシーズンです。宮ザキ園がある愛知県岡崎市旧額田町宮崎地区は,製茶工場も間もなくフル稼働の季節に入ります。今年は新茶のシーズンを前に,海外からも引き合いのお声がけをいただき,さぁやるぞと気合を入れています。

2019年の宮ザキ園の茶園は,実は霜害にあって,収穫量が落ちてしまうと見込まれます。ですが,そんな貴重な茶葉を目一杯おいしくいただいてもらうために,製茶の現場の準備に走り回っているところです。

荒茶(あらちゃ)というのは,茶葉を刈り取った後,蒸しや揉みをしてお茶にしあげたものをいいます。一般的な煎茶は,更に選別など仕上げの工程がありますが,荒茶はその一つ手前の状態です。お茶を刈り取った後,茶葉は放っておくとどんどん自己発酵が進んでしまうため,おいしい緑茶に仕上げるにはその日のうち,あるいは翌日の朝までには荒茶の状態にしてしまわなければいけません。大手の事業者さんは,茶葉の刈り取りと荒茶の生産は別々のチームが担っていますが,宮ザキ園は小規模な茶園ですので,午前中から夕方にかけて目一杯刈り取り,夕方から深夜にかけてそれをどんどん荒茶にしていくという作業をしています。

かつては地域総出,家族みんなでやっていましたが,今はここ宮崎地区のお茶農家さんたちがかなり少なくなり,茶畑に見かける人も少なくなってしまいました。宮ザキ園は,一回一回の刈り取り,荒茶づくりを,茶師の篤史が目を光らせながら,自ら手を動かし,また,農業ボランティアさんや,毎年来ていただける協力スタッフのみなさんなどの力もお借りして,全力でこの季節を乗り切ります。もちろん,有機認証のお茶を作っていますので,いろんな記録などもとりながら,丁寧にお茶づくりをすすめていきます。

しばらく,店頭や電話でのお問い合わせなどで不十分な対応しかできないこともあるかもしれませんが,ご了承ください。

おいしい宮ザキ園のお茶を2019年もお楽しみに!

かぶせ作業

昼間は暑く,朝晩は結構冷え込む毎日となりました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。

宮ザキ園の茶畑では,いよいよかぶせ作業が始まりました。

写真を見ておやっと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。まだ新芽が出ていないのに,もうかぶせ作業?

そうなんです。上の写真はまだ新芽が出てない茶畑です。太陽の光を制限し,新芽を育てる事により,渋みがなく旨みが豊富で深い味わいに仕上がります。

つい数日前も、当地岡崎市旧額田町は霜が降りていました。中山間地なので,平地では朝晩冷えるなぁという日は,霜がおりてしまうのです。そして,霜が降りると,せっかく芽吹いてきた新芽が枯れてしまいます。

ですので,これくらいの時期に早めにかぶせを掛けておけば,安心できます。写真ではチャの木から少し離してかぶせてあるのがご覧いただけますが,直被せはもうちょっと後からです。

抜けるような青空の元,宮ザキ園のスタッフは総出でせっせとおいしいお茶づくりのための作業をしています。

そして間もなくお茶の季節

暖かくなったり,急に寒くなったり,春らしい季節ですね。防霜施設がなく自然栽培の宮ザキ園の茶畑は,この時期はお茶の芽が霜にやられないかとヒヤヒヤしながら過ごす季節でもあります。これは10日ほど前の曇りの時の畑の写真です。まだ目は吹きはじめてない感じでしたが, わらびも出てきてる様なのでまもなく茶園で毎日作業をするようになります。また,新芽の季節はあちこちのイベントでお茶の販売をしつつ,雑草取りも始まり,資材の手配も行いつつと,茶園にとっては気ぜわしい季節でもあります。

今年もおいしいお茶づくりに励みます。

 

中日農業賞を受賞しました

このたび,宮ザキ園の代表,梅村篤志が,中日新聞社が主催する中日農業賞優秀賞をいただきました。平成最後の年,愛知県内からは唯一の受賞者となりました。嬉しい限りです。受賞のことは,翌日2日の中日新聞朝刊にも掲載していただきました。関係者の皆様,ありがとうございました。

中日農業賞優秀賞表彰状
中日農業賞優秀賞表彰状

中日農業賞は,1940(昭和15)年から,中部9県(愛知、岐阜、三重、静岡、長野、富山、石川、福井、滋賀)で新しい農業と地域振興に取り組む青年農業者などに贈る中日新聞社が創設した歴史のある賞とのことです。現在は高齢化や後継者不足を背景に青年農業者を対象に選定されており,今回が第78回。

宮ザキ園では,かつて全国的な銘茶の産地といわれた地元岡崎市(旧額田町)宮崎地区のお茶産業の復興を図るため,有機無農薬栽培(JAS認証)のお茶づくりや,国産紅茶「わ紅茶」の栽培・加工・販売に取り組んできた他,海外販路開拓にも積極的に挑戦してまいりました。いずれもまだまだ緒についたばかりの長い道程のほんの入口に居る段階ですが,こうして伝統ある賞に選んでいただいたことは大変光栄です。表彰状で,祖父のことに触れていただいたことにも大変感激しています。若輩者ですが,これからも農を通じた山村振興に尽力して参ります。

2019年3月1日第78回中日農業賞贈呈式にて
2019年3月1日第78回中日農業賞贈呈式にて

シンガポールの英文日本食情報誌「Oishii」に紹介されました

シンガポールで発行されている英文日本食情報誌「Oishii」にこのたび宮ザキ園の紹介記事が掲載されました。

記事を翻訳してサイトに掲載する承諾を得たので,宮ザキ園紹介の部分を翻訳して掲載しておきます。

Eat and rest well in the Aichi Highlands – 愛知高原でよく食べて,よく休んで

After a detox holiday in the countryside here, Aichikogen-Okumikawa, you’ll return feeling refreshed and rejuvenated.

ここ,奥三河の愛知高原で休暇をすごせば,すばらしい休養となり,元気をもらえます。

Miyazakien Tea Garden and the Master , Atsushi UMEMURA
Miyazakien Tea Garden and the Master , Atsushi UMEMURA

Location map of Mikawa highlands in Aichi Prefecture in Japan
Location map of Mikawa highlands in Aichi Prefecture in Japan

Meet the Game Changers ゲームチェンジャーに会う

Atsushi Umemura, Miyazakien 宮ザキ園 梅村篤志

This dapper 39-year-old looks nothing like a traditional tea farmer. Not surprising since Umemura, the sixth-generation owner of the Miyazakien tea house that has been around since 1820, wants to modernise the art of tea drinking .

こちらの粋な39歳の男性,伝統的な茶農家のイメージとはかけ離れている。だが,それも当然だ。1820年ごろに創業した宮ザキ園の6代目園主,梅村氏は,茶芸の近代化を目指している。

Atsushi UMEMURA, Miyazakien 宮ザキ園 梅村篤志
Atsushi UMEMURA, Miyazakien 宮ザキ園 梅村篤志
How different is Miyazakien from other tea businesses in Japan? 宮ザキ園は日本国内の他の茶園とどのように違うのか。

We are unusual in how we see through the entire process, from processing the tea to selling the leaves wholesale and even serving tea on our premises. In 2006, we also became the first organic tea farm in Aichi Prefecture.

お茶の加工から茶葉の卸売販売,そして当園でお茶を飲んでいただく喫茶部門(「一匙(ひとさじ)」)の併設まで、私たちはお茶に関わる全過程で他とは違った珍しい取り組みをしています。私達は2006年に愛知県で最初の有機茶の認証農場となりました。

How do you attract new customers? どのように新しい顧客を開拓されていますか?

As a wholesaler, we usually supply our products to businesses elsewhere but I want people to come visit us directly instead. So, on the second level of our teahouse, we conduct experiential workshops like flower arrangement lessons.

お茶の供給業者としては一般的な,事業者様向けの茶の卸売販売もしていますが,最近は特に,当園を直接訪れてくださる方を大切にしたいと考えています。ですので,「一匙(ひとさじ)」の二階で,華道のレッスンのようなお茶の体験ワークショップを開催しています。

How else are you modernising your tea business? その他に変えてきた点は?

As a wholesaler, we can’t really change the style of our tea products too much. So, we try and serve tea in different new ways. For example, we sell houjicha flavoured shaved ice. This attracts long queues of customers, and we can sell about 100 bowls in a day. But with the shaved ice, we serve tea too, so customers can taste it and be encouraged to purchase our tea leaves. We also experiment with different ways of drinking tea: serving green tea in teacups with ice chips or in a wine decanter-inspired bottle and in wine glasses.

お茶の販売業者として,私達はお茶に必要以上に手を加えることをしたくありません。ですので,お茶を変えるのではなく,お茶に親しんでいただく方法を新たに提案しています。例えば,私どもはほうじ茶味のかき氷を販売しています。この商品は大変好評で,一日に百セットほど売れますが,かき氷を食べていただくことで,お客様に当園のお茶に接してもらう機会を作り出しています。かき氷を通じて当園のお茶の味を知ってもらい,茶葉をお買い求めいただくことにつながっています。他にも,お茶の飲み方でいろいろと試しています。例えば,緑茶を氷入りでお出ししたり,ワインデキャンターのようなボトルに詰めたお茶をワイングラスに注いで提供したりしています。

Miyazakien
8 Aino, Ishihara-cho, Okazaki City, Aichi 444-3601
Tel: 0564-83-2710

宮ザキ園
〒444-3601 愛知県岡崎市石原町相野
Tel:0564-83-2710

火入れ加工

寒さが厳しい季節になってきました。宮ザキ園では「わ紅茶」の火入れ加工をしています。

おだやかな冬の日差しのもと,ゆっくりと色の変わっていったお茶の葉を見ながら,山里の暮らしは今日も続いていきます。

インフルエンザが全国的に猛威を奮っています。皆様,ご健康で。

2018年の新茶〜その4〜

製茶場を持つ茶農家の宮ザキ園では,お茶の刈り取りと新茶の生産が同時期に進行します。八十八夜がすぎる頃から,昼間は朝早くから茶畑で刈り取り,夜は工場で製茶作業をする毎日です。家族やスタッフ,ボランティアの皆さんに助けられ,今年もほぼ順調に,新茶の準備が整いつつあります。

先日お見せしましたが,こちらが2018年の新茶。一芯二葉という,茶摘みのセオリー通りのお茶の葉です。

覆い下栽培茶
2018年5月 覆い下栽培した茶葉

こちらはかぶせ茶のもとになる,覆いの下で育てた茶葉。
どんどん摘んでいきます。普段は機械で収穫していることが多いですが,特別のお茶は,このように手摘みでていねいに摘んでいきます。

茶畑テラスからの景色作業の合間には,茶畑の中にあるテラスで食事をしたり。

2018年5月 新茶をテラスで
2018年5月 新茶をテラスで

そしてこの時期の楽しみは,出来上がったばかりの新茶の試飲。テラスで試飲したりしてます。

摘み取ったお茶の葉は,その日のうちに荒茶にしていきます。そうしないと,お茶の葉がどんどん変化していきますから。

大海袋できた荒茶はこんな大きな袋にいれていきます。袋の名前は大海袋(たいかいぶくろ)。かつて,お茶が日本の主要輸出商品だった頃から使われている名前だそうです。宮ザキ園ではできた荒茶をこの大海袋に入れて保管し,一番茶が一段落した頃から順番に煎茶やほうじ茶に加工していきます。

今年はこんな動画も撮影してみました。

1日10杯限定の,究極の水出し玉露。甘過ぎてお茶の域を超えてます!かれこれ1時間。

宮ザキ園店内2018年春店舗では品種別新茶の試飲もお楽しみいただけますお茶の樹の種類の違いがどんな味の違いになるか,実際に飲み比べていただけますよ。

店舗の改装も間もなく完了です。宮ザキ園にてお待ちしています。

こどもたちと改装中の店舗

2018年の新茶〜その3〜 八十八夜を過ぎて

摘み取ったばかりの生茶。玉露仕立ての被せ香が工場中に広がっています。2018年の八十八夜は5月2日。連休真っ只中ですが,宮ザキ園は毎年この時期は新茶の茶葉の刈り取りと荒茶(あらちゃ)の生産に追われています。

宮ザキ園の茶畑八十八夜は立春から数えて88日目。春から夏に季節が入れ替わり,天候が安定し,霜もおりなくなります。かつてはお米などの種まきの季節だったそうですが,お茶にとっては刈り取りとお茶の生産が始まる季節です。

献上茶など特別のお茶は,手で丁寧に摘み取ります。摘み取った茶葉は,少し自然乾燥させて水分をとばします。茎などが入っていないか,傷ついた茶葉がはいっていないか,人の目でしっかりと点検しながら,荒茶(あらちゃ)に加工していきます。

荒茶というのは,煎茶や抹茶に加工する前のお茶の状態。生葉の茶葉は,そのままにしておくとすぐに酸化して,色も香りも変わってしまいますが,荒茶は生葉を蒸してあり,冷暗所においてあれば品質が保たれます。一般的にみなさんが目にするお茶は,この荒茶をさらに選別したり,火入をしたりして煎茶などさらにお茶の魅力を引き出した状態のものですが,お茶の流通の大部分を占めるのは,かつてはこの荒茶でした。


大海袋自園で煎茶への加工などをするため,宮ザキ園は,この荒茶を大海袋にいれて保管しています。「たいかいぶくろ」と読みます。なぜ大海袋なのか。なんでも日本からのお茶の輸出が盛んな頃から使われている用語らしく,輸出につかわれたのではときいたことがあります。


2017年09月12日,JAS有機加工食品(茶)の認定を受けました。
2017年09月12日,JAS有機加工食品(茶)の認定を受けました。

宮ザキ園では有機無農薬で茶樹を栽培していますが,有機無農薬のお茶と表示するには,茶畑での農作業のみならず,こうした荒茶の生産や煎茶などへの加工を行う工場なども全て有機食品の加工をしっかり管理しているという認証を受けなければなりません。加工には小分け包装も含みます。大きな事業者山と違い,宮ザキ園ではお店で小分けしていますので,お店での小分けも有機食品の加工をしている扱いとなります。

ご来店の際は有機認証を受けた宮ザキ園の荒茶工場も見学できます。近くにお越しの節はお声がけください。

201804店舗改装中-談話コーナー