毎月1回開催されている蒲郡クラシックホテルさんのデザートバイキング,6月は新茶の季節ということで,宮ザキ園の新茶もお出しいただけることになりました。
ご参加方法など詳しくは,蒲郡クラシックホテルさんのデザートバイキングのページを御覧ください。
1820年創業 日本茶と「わ紅茶」のある暮らし 愛知・三河の有機茶園・産地問屋
毎月1回開催されている蒲郡クラシックホテルさんのデザートバイキング,6月は新茶の季節ということで,宮ザキ園の新茶もお出しいただけることになりました。
ご参加方法など詳しくは,蒲郡クラシックホテルさんのデザートバイキングのページを御覧ください。
製茶場を持つ茶農家の宮ザキ園では,お茶の刈り取りと新茶の生産が同時期に進行します。八十八夜がすぎる頃から,昼間は朝早くから茶畑で刈り取り,夜は工場で製茶作業をする毎日です。家族やスタッフ,ボランティアの皆さんに助けられ,今年もほぼ順調に,新茶の準備が整いつつあります。
先日お見せしましたが,こちらが2018年の新茶。一芯二葉という,茶摘みのセオリー通りのお茶の葉です。
こちらはかぶせ茶のもとになる,覆いの下で育てた茶葉。どんどん摘んでいきます。普段は機械で収穫していることが多いですが,特別のお茶は,このように手摘みでていねいに摘んでいきます。
作業の合間には,茶畑の中にあるテラスで食事をしたり。
そしてこの時期の楽しみは,出来上がったばかりの新茶の試飲。テラスで試飲したりしてます。
摘み取ったお茶の葉は,その日のうちに荒茶にしていきます。そうしないと,お茶の葉がどんどん変化していきますから。
できた荒茶はこんな大きな袋にいれていきます。袋の名前は大海袋(たいかいぶくろ)。かつて,お茶が日本の主要輸出商品だった頃から使われている名前だそうです。宮ザキ園ではできた荒茶をこの大海袋に入れて保管し,一番茶が一段落した頃から順番に煎茶やほうじ茶に加工していきます。
今年はこんな動画も撮影してみました。
1日10杯限定の,究極の水出し玉露。甘過ぎてお茶の域を超えてます!かれこれ1時間。
店舗では品種別新茶の試飲もお楽しみいただけますお茶の樹の種類の違いがどんな味の違いになるか,実際に飲み比べていただけますよ。
店舗の改装も間もなく完了です。宮ザキ園にてお待ちしています。
摘み取ったばかりの生茶。玉露仕立ての被せ香が工場中に広がっています。2018年の八十八夜は5月2日。連休真っ只中ですが,宮ザキ園は毎年この時期は新茶の茶葉の刈り取りと荒茶(あらちゃ)の生産に追われています。
八十八夜は立春から数えて88日目。春から夏に季節が入れ替わり,天候が安定し,霜もおりなくなります。かつてはお米などの種まきの季節だったそうですが,お茶にとっては刈り取りとお茶の生産が始まる季節です。
献上茶など特別のお茶は,手で丁寧に摘み取ります。摘み取った茶葉は,少し自然乾燥させて水分をとばします。茎などが入っていないか,傷ついた茶葉がはいっていないか,人の目でしっかりと点検しながら,荒茶(あらちゃ)に加工していきます。
荒茶というのは,煎茶や抹茶に加工する前のお茶の状態。生葉の茶葉は,そのままにしておくとすぐに酸化して,色も香りも変わってしまいますが,荒茶は生葉を蒸してあり,冷暗所においてあれば品質が保たれます。一般的にみなさんが目にするお茶は,この荒茶をさらに選別したり,火入をしたりして煎茶などさらにお茶の魅力を引き出した状態のものですが,お茶の流通の大部分を占めるのは,かつてはこの荒茶でした。
自園で煎茶への加工などをするため,宮ザキ園は,この荒茶を大海袋にいれて保管しています。「たいかいぶくろ」と読みます。なぜ大海袋なのか。なんでも日本からのお茶の輸出が盛んな頃から使われている用語らしく,輸出につかわれたのではときいたことがあります。
宮ザキ園では有機無農薬で茶樹を栽培していますが,有機無農薬のお茶と表示するには,茶畑での農作業のみならず,こうした荒茶の生産や煎茶などへの加工を行う工場なども全て有機食品の加工をしっかり管理しているという認証を受けなければなりません。加工には小分け包装も含みます。大きな事業者山と違い,宮ザキ園ではお店で小分けしていますので,お店での小分けも有機食品の加工をしている扱いとなります。
ご来店の際は有機認証を受けた宮ザキ園の荒茶工場も見学できます。近くにお越しの節はお声がけください。
先日,いつもより2週間早く作業が進んでいるとお伝えした,2018年の新茶づくりですが,一昨日,いよいよ開茶式を行いました。
開茶式は,宮ザキ園が毎年,お茶づくり工場をあけて畑で収穫した茶葉をお茶に加工する前に行う行事です。毎年同じお寺に豊作と工場の安全祈願をやっていただいています。今年は結局,昨年より1週間早い開茶式となりました。
これで,煎茶とお抹茶の加工が本格的に始まります。今年は霜や病害虫の被害も少なく,極上のお茶が提供できるかと思います。
新茶の季節は,昼間はお茶畑で収穫作業,日が暮れると深夜まで収穫した茶葉の荒茶や煎茶,抹茶への加工作業と,朝から晩まで作業に明け暮れます。とりあえず体調管理だけ滞りなく行い,皆様に美味しいお茶をお届け出来るようがんばります。
ちなみに,一番茶は連休明けには仕上がるかと思います。今年の一番茶はつゆひかり、さえみどり、大井早生がオススメです。宮ザキ園の直営店舗では,品種を指定してお茶をお選びいただけます。
皆様,試飲がてら,お寄り下さい。
宮ザキ園出店のお知らせです。来たる6月28日(水)から7月4日(火)まで,西武岡崎店で行われる第2回岡崎うまいもの会に宮ザキ園が出店いたします。
今回は,ほうじ茶詰め放題と,冷やして美味しい「のもと抹茶バターケーキ」が目玉商品です。
宮ザキ園のイベント出店のお知らせです。
今週末の17日(土),刈谷で行われるイベントに宮ザキ園が新茶の販売などで出店させていただきます。入場無料。JR刈谷駅・名鉄刈谷駅から徒歩3分です。
イベント名:EMで発酵ビッグバン! 刈谷
開催日時 :2017年6月17日(土) 10:30〜16:00
開催場所 :刈谷市産業振興センター あいおいホール
刈谷市相生町1丁目1番地6
皆様,どうぞおこしください。
そろそろ今年の一番茶の茶摘みが終わります。今日は久保城と風頭山を背景に,スペシャルゲストといっぷくしています。
ご一緒していただいたのは,地元愛知のFM放送局,ZIP−FMでおなじみのイレーネさん。日本語・英語・ドイツ語・フランス語を話される,とっても国際色豊かな人ですが,一方で,奥三河の花祭りが大好きだとか。イレーネさんご自身が演劇を学ばれ,郷土芸能としての仮面劇を研究されているのだそうです。そしてお茶を飲むのも大好きとのことで,宮ザキ園の額田薫緑をワイングラスで飲んでいただきました。
後ろに映っている茶畑は次に備えてかなり茶色になっていますが,そのまた後ろは風頭山の初夏の新緑,そして青空が広がっています。中山間地,額田の素敵な一日です。