宮ザキ園のお茶づくり
宮ザキ園のお茶づくり それは…
手を加えず、手を抜かない
宮ザキ園では、茶葉本来の自然な美味しさを引き出す茶葉作りをしております。
それは、額田・宮ザキ地区の厳しい自然環境が美味しい茶葉が育てるうえでの
好条件の自然環境だからです。
宮ザキ園では,農薬や化学肥料を一切使用せず,茶園管理から生産加工までをおこなっております。
宮ザキ園のお茶栽培・製造making
お茶ができあがるまでには、多くの工程を経ています。
ひとつひとつの工程を丁寧に根気よく行うことで,美味しいお茶ができあがります。
宮ザキ園のお茶のできあがるまでをご紹介しましょう。
一、茶畑
宮ザキ園では,中山間地という環境を活かした茶樹栽培を行っています。
初夏の日差しがお茶を美味しくします。お茶はこの時期が育ち盛りなのです。
こうした日光を直接浴びる畑を「露天園」と呼びます。
また,別の畑では覆いをかけて,日光をさえぎった畑「覆下園」で育て,そこで栽培された茶葉は玉露や抹茶となります。
また,宮ザキ園では,農薬や化学肥料を一切使用せず,茶園管理から生産加工までをおこなってきました。
二、茶摘み
4 月上旬の萌芽から約30 日,おいしさを引き出す暗幕がけを経て,茶摘みが始まる季節となります。
立春から八十八夜(5 月2 日前後)が過ぎたころ,お茶作りがもっとも忙しくなります。
かけておいた暗幕をはずし,茶葉をていねいに刈り取っていきます。
茶葉が最も香るころを見計らって摘みますので,気候の変化によって,時期が変わるものでもあります。
そしてこの時期の楽しみは,出来上がったばかりの新茶の試飲。
宮ザキ園は,自園で育てた茶葉を自園の工場で荒茶に加工しますので,お茶の刈り取りの時期は新茶の生産の時期でもあります。
茶畑での刈り取りのシーズン,ほぼ同時に出来上がってくる荒茶を,茶畑の一角にある,満月茶会のステージ・テラスで試飲します。
ときには食事をしたり,談話を楽しんだり,昼寝をしたり。のどかなひとときを過ごし,再び畑へと戻っていきます。
摘み取ったお茶の葉は,その日のうちに荒茶(あらちゃ)にしていきます。
そうしないと,お茶の葉がどんどん変化していきますから。
生葉の栽培の際の遮光率や暗幕の掛け方の違いによりできるお茶の香味や品質が異なりますので,
栽培方法の異なる畑の葉が混じらないよう,畑ごとなどで荒茶の加工にまわします。
三、蒸す
荒茶の生産では,原料となる生葉を,鮮度が落ちないうちにすぐに蒸す必要があります。
鮮度が落ちてしまうと,色や香りが損なわれてしまうからです。これを防ぐため,茶葉を約15 ~ 20秒蒸し,茶葉の酸化酵素の働きを止めます。
これは,紅茶やウーロン茶にはない日本の緑茶独特の工程です。
四、揉みながら乾燥させる
蒸した葉を揉んで繊維をほぐし,お茶のうまみの成分を葉全体にいきわたらせます。
この「揉み」の工程で生まれるのが,茶葉の「より」。
最初は粗く,次第にていねいに揉むことで,均一な「より」をかけられるのです。
また,この工程では水分を充分に飛ばすことで,茶葉の変質を防ぎます。
ここまでくれば,荒茶(あらちゃ)の完成です。
荒茶(あらちゃ)とは,煎茶やほうじ茶の原料になる,ほぼ加工の終わったお茶のことです。
大海袋できあがった荒茶は,湿気や光を避けるため,こんな大きな袋にいれていきます。
袋の名前は大海袋(たいかいぶくろ)。かつて,お茶が日本の主要輸出商品だった頃から使われている名前だそうです。
宮ザキ園ではできた荒茶をこの大海袋に入れて保管し,一番茶が一段落した頃から順番に煎茶やほうじ茶に加工していきます。
五、選別する
荒茶から,茎や粉などを取り除き,葉の形や大きさを整えると,煎茶のできあがり。
宮ザキ園では自園で栽培した茶葉を使用して専用の加工ラインと工場で加工したお茶を販売しています。
美味しい入れ方を参考にお楽しみください。